がんばらない働き方で成果を出す!?

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  • がんばって成功するか
  • がんばらずにダメになるか

あなたはこの二択しかないと思っていませんか?

もうすぐテスト…
来月プレゼン…

そんなとき自然と「頑張ります」と言ってしまう。

どんかん先生

日本人が大好きな「努力」と「忍耐」


我々日本人は、それが当たり前と言われて育ってきましたが、実はそうではない働き方があって、
むしろその方がパフォーマンスが上がるとしたら?

びんかん君

そんな上手いやり方があるの?

「ゼロからイチを生み出せる!がんばらない働き方」
ピョートル・フェリクス・グジバチ著
青春出版社

なんと元Google人材育成統括部長が提唱する「頑張らずに成果を出す仕事術」です。
そんな夢のような仕事術について中田敦彦のYouTube大学で取り扱っていましたので感想含めてまとめていきたいと思います。

目次

がんばらない働き方とは?

「がんばる」と言わない

日本人は何か頼まれたらすぐに「頑張る」と即答しがちですが、
それは「決意表明」ではなく「思考停止」だと著者は言います。

本来はどんなプロセスでやれば成果が出るかを話し合うべきなのに「頑張る」と決めた時点で精神論になってしまいます。

なぜ日本の景気が悪いのか?
生産性が低いのか?
日本は決して怠惰な国民性ではなく、むしろ働き過ぎであるはずなのに…
それはやり方が違うからなのです。

Googleのやり方

それは「目標を10倍にする」です。

びんかん君

10倍?いやいや無理でしょ


売上や成果を今の10倍にしようと思ったときに努力や忍耐ではどうにもならないことに気付きます。
そしてそれを本気で達成しようと思えば、根性論ではなく今のやり方を根本から見直すことになるはずです。そしてそれが大事なことなのです。

必殺「やらないことリスト」

ToDoリスト(やることリスト)を捨て「やらないことリスト」を作ることが重要だと言います。
何をやらないか決めることがポイントです。

普段やることを決めて、そのやることが多すぎる中で、思考停止して「頑張る」と思い込み過ぎることによって生産性が上がらない。これが日本の現状です。

この「やらないことを決める」というやり方は他の本でも言われており、仕事がデキる人たちの中では常識になりつつあるやり方だったのです。

すぐやる人の「やらない事」リスト
塚本亮著
河出書房新社

仕事

ひとりでやらない

仕事がデキる人ほど人に頼むのが下手です。

  • それは自分で出来てしまうから……
  • 自分の方が上手に出来るから……

でもそれではいつまで経っても10倍の目標は達成できません。

仲間に頼むorプロに頼む(アウトソーシング)を活用してひとりで抱えないでください。
ポイントは自分にしか出来ないことかどうかを見極めて、そうではないものは大胆に任せていくようにしましょう。そうすることでだんだんあなたのチームになっていきます。

ずっとやらない

同じ仕事をずっとやる必要はありません。むしろやってはいけません。
それは、新しい仕事には学びがありますが、だんだん慣れていくとその学びは無くなっていくからです。
その仕事のインパクトも考慮しながら学びがある仕事をしていくようにしましょう。
「一つの仕事をやり続ける」ことが美徳とされてきた日本ではあまり馴染みがありませんが、今の職場に学びやインパクトが無いのであれば、転職することも一つの方法です。

会議に出ない

アジェンダ(議題)のない会議

何について話し合うのかハッキリしない会議は出ない方が良いです。
会議とは決定したい結論があって、そこから逆算して会議が在るべきです。
とりあえず会議をして何か良いアイディアが出たら良いと思っているから何も出ないし決まらないのです。

7人以上の会議

多くの社員が会議に出て何も言わない人が多数という日本の会議……
Googleでは意見を言わない人は次の会議に呼ばれません。つまり必要ないのです。自分の意見をしっかりと言える者だけを少数精鋭で集めて決定したい結論を出す。それが本当の会議なのです。

びんかん君

たしかにそうかも

人間関係

返信しない

メールを全て返信する人は「頑張る」と即答している思考停止な人と同じです。
本当に返信しなければいけないメールは1割だと言われています。

びんかん君

つまり9割はシカト?


LINEは既読機能があるので返事がNOなら既読で伝わります。

会わない

全ての人と会う時間を作っていたら自分が大変になってしまいます。
本当に必要な人だけ会うことにしましょう。

そして誰かに決められたり、流されたりするのではなく、会う人間を自分で決めることが大事になってきます

人間には5つの層があると言います。

  1. 変革層(時代を変える力を持つ人)
  2. 実践層(実際に行動してもがいている人)
  3. 変えたい層(変えたいけど一歩踏み出せない人)
  4. 気付いた層(気付いたけど諦めている人)
  5. ゆでガエル層(現状を分かっていない人)
STEP
ゆでガエル層が危機感を持つと気付いた層に
STEP
気付いた層が希望を持つと変えたい層に
STEP
変えたい層が行動力を持つと実践層に
STEP
実践層が影響力を持つと変革層になっていくのです。

そしてあなたが貴重な時間を使って会うべき人は①②です。

逆に③④⑤は会わなくても良い人と言えます。

説得しない

世界には色々な人がいます。その中には自分と合わない人や自分のことを理解してもらえない人もいるはずです。

ですが、そんな人たちを無理やり説得しなくて良いのです。
人とコミュニティは自分で選ぶべきで、自分にとって心地よい人間関係を選択するようにしましょう。

日常生活

本を読み切らない

なんとなく本を読み始めたら「最後まで読み切らないといけない」という考え方になっていませんか?

でも、本を読んだという達成感よりも、その本から知恵を得ることの方が大事です。目次を開いて読みたいところだけを読めばいいのです。

どんかん先生

バイキング形式みたいに好きなのを好きなだけ取れば良いんだよ

本を読むなら電子書籍がおすすめです▼

スマホを鞄に入れない

話の途中でスマホをいじる行為が失礼という感覚があると思いますが、話の内容で気になることや分からないことがあればすぐに調べられるように手元に置いておきましょう。
わざわざ鞄の中に入れる必要はありません。

びんかん君

通知はオフにした方が良いけどね

大きすぎる夢を持たない

持ってはいけないという話ではありません。持たなくてはいけないというプレッシャーを捨ててください。

「なかなかやりたいことが見つからない」という方はたくさんいます。
それは日々のやることが多すぎて見えなくなり、考えられなくなっているのかも知れません。

大量のやることリストを捨て、
大きな夢を持たなくてはいけないという概念も捨て、
そうして自分が今任されているミッション(任務)を考えましょう。それは小さなことでも良いのです。今、目の前にあるその小さなミッションが、行動していくことで雪だるま式に大きくなり、いずれあなたの「夢」になっていくのです。

まとめ

どうでしたか?
日本特有の「根性論」をやめようという話の中で
ただ「頑張ります」ではなく、無駄を捨てインパクトの大きな仕事に注力することで、より効率的に生産性を上げていけるということが理解できたかと思います。 

また、話の中では日本との違いというかちょっと強引な考え方もあったのではないでしょうか。
特に仕事の面では

  • 「そんな自分の自由にはできない」
  • 「やったら怒られそう」
  • 「それを実践できる立場になるには逆に努力と忍耐が必要では?」

など色々な感想もあるかと思います。

実際これを日本の中小企業でそのまま実践しようと思ったら……やはり怒られると思います。
ただ、逆に「怒られさえすれば出来る」という強い意志と実行力を皆が持てば日本でも海外企業のようなイノベーションを起こせるのかも知れません。

「実践できそうなところを取り入れる」という観点で言うと
優先順位を決め、自分にしか出来ない仕事を見極めて任せられる仕事はどんどん任せるという考え方は良かったと思います。日本人は仕事をなぜか自分の縄張りのように考えて他の人に任せないという感覚を持つ人も多いので…。

びんかん君

あーたしかにそういう人いるかも

そして今回、特に印象的だったことは「やらないことリスト」です。
自分でやらないことを決め、その価値観で

  • 要らない仕事
  • 要らない人間関係
  • 要らない情報

これらを捨てることで大事なモノが見えてくる。という考え方がものすごく共感出来ました。

びんかん君

あ、これミニマリストの考え方だ

自分にとって本当に必要なことの取捨選択
仕事でも、プライベートにおいても大事になってきます。

すぐにGoogleのような超一流企業の働き方は出来ませんが、
まずは「がんばらない」ことから始めて、一歩ずつ今までの凝り固まった働き方を変えていくことが大事だと思います。

目的は「がんばる」ことではなく、その先の成果です。
だとしたらその過程で「がんばらない」という選択肢もあるはず……
大切なのは自分という軸なのです。

どんかん先生

自分軸を持とう

びんかん君

勉強になりました。

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