モノを減らすと本当の幸せが見つかる?自己肯定感を高めるミニマリストとは!

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びんかん君

なんか修行僧みたいな生活の人?
そんな話僕に関係ある?

どんかん先生

あるよ。今日でミニマリストのイメージが一気に変わるよ

突然ですがあなたはモノを捨てれますか?

「そうではない」「あまり捨てれない」という方…多いかと思います。
忙しいから、時間がないから、そんな理由でなかなかモノを捨てれずに机の中・鞄の中・部屋の中・あなたの身の回りがなんだかガシャガシャしてしまっているのではないでしょうか。

びんかん君

でも、友達が来たとき大丈夫なように最低限の整理整頓はしてるよ

「片づける」「どこか見えない場所にぶち込む事」になっていませんか?

びんかん君

どきーん

そんなときミニマリストの考え方がものすごく役に立ちます。
「モノを捨てる」「あまり持たない」という断片的なことだけではなく、ミニマリストのメカニズムを知るということが大事になってきます。

  • なぜモノが増えるのか?
  • 増えたモノはどうやって捨てるのか?
  • 捨てることで何が変わるのか?

そんな疑問もこの記事を読んで頂ければ解決します。

ぼくたちに、もうモノは必要ない
断捨離からミニマリストへ
佐々木典士著
ワニブックス

モノを減らすことで身の回りが大事なモノだけになり、あなたにとって本当に大切なモノを見つけることが出来ます。
中田敦彦のYouTube大学で取り扱っていた本書について是非一緒に学んでいきましょう。

目次

ミニマリストとは

定義

どんかん先生

そもそもミニマリストって何か分かってる?

びんかん君

……とにかくモノを捨てる変態?

物を捨て、人間関係も捨て、色んなモノを捨てるという冷たい変態野郎というイメージは大きな間違いです。
本当の定義は

「本当に大切なモノにフォーカスしている人」

びんかん君

どういうこと?

例えば、

  • たくさんの服があるクローゼットの中から一番お気に入りの一着をすぐに選ぶことは出来ますか?
  • 大量のデータを保存することが出来るようになりましたが、そのたくさんの写真の中で大事な思い出の1枚をすぐに選ぶことが出来ますか?
どんかん先生

きっと謎のスクショで埋まってるでしょ

つまり多くの人は大切なモノが無駄なモノで覆われているせいで何が大切なのかすぐに提示出来なくなっている状態ということです。
私たちはいつの間にかモノがたくさんあり過ぎることで何が大切か分からなくなってしまっているのです。
そんな生活に毅然と戦いを挑んだ戦士たちのことをこう呼びます…「ミニマリスト」

びんかん君

なんだかカッコイイ

どんかん先生

さっき変態って言ってたの謝れ

大事なモノにフォーカスするということは増やすことではなく減らすことだったのです。

びんかん君

何となく大事なのは分かったけどさあ、性格的に苦手なんだよね

どんかん先生

それ「私、平泳ぎ出来ない性格だから無理」って言ってるようなものだよ

本書ではミニマリストは性格によるものではなく技術だとして、捨てられる技術や無駄なモノを買わない思考を持っている人だと言います。つまり実践すれば誰にでもなれるのです。

増加理由

そもそもミニマリストの考え方自体は昔からあるのですが、「ミニマリスト」という言葉が生まれたのは「断捨離」や「ノマドワーカー」という言葉が浸透していった2010年辺りからでした。

昔は新聞や本などで得ていた情報が今はスマホによって大量に入ってきます。
また、ネットの普及でどこにいてもモノが手に入るようになりました。

IT革命によって便利な世の中になった反面、劇的に増えたモノや情報で人体はパニックになってしまっており、本当に必要なモノだけを選択して必要ないモノを捨てるという考え方が急速に出てきたのです。

どんかん先生

食事に関しても同じことが言えるよね

そしてそのIT革命による便利なサービスでモノを所有しなくても良い時代になったこともミニマリストという考え方を後押ししています。

びんかん君

音楽や動画のサブスクだったり、車のシェアだったりのことかな

どんかん先生

今じゃCDを買うとか信じられないしね

ミニマリストは2010年以降

  • 必要になった
  • 可能になった

この二つの理由から増加しているのです。

どんかん先生

地震大国日本において震災リスクを考えてモノを減らすという考え方もあるよ

なぜモノが増えるのか

ここではモノが増えるメカニズムを学んでいきましょう。

理由①慣れと飽き

人間というのは刺激を常に求めています。そしてその刺激は足せば単純に満足するものではありません。ポイントは「差」です。買い物でも同じように常に新しい服を買い続けている人よりも、本当に必要な服を適切なタイミングで買っている人の方が満足するのです。

びんかん君

大好きなアイスもたまに食べるから美味しいんだよね

そしてその刺激の量は購入した価格と比例しません。同じ車を買うとしても10倍の値段であれば10倍の刺激になる訳ではありません。
そこが分からないとひたすら買い続け、高級なモノを求めて浪費への道を歩んでしまうのです。
そして絶対にやってはいけないことが

「他人との比較」です。


自分より上の人と比べて嫉妬していませんか?
自分より下の人と比較して満足できないのに
本来、幸福度や満足度は自分の中での刺激の差が大事になるのですが、なぜか他者との比較で上下するように仕向けられ、購買意欲を高められていることに気付きましょう。

理由②感情予測

人は未来予測が苦手です。とくに未来の感情を予測するのが苦手な生き物です。

  • 「もうお酒は飲まない」と誓っても今日また飲んで失敗
  • 今日の天気予報は雨…まあ大丈夫だろうと傘を持っていかずに失敗
どんかん先生

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ってやつだ

びんかん君

どうせすぐに要らなくなるのについつい買っちゃうとかあるよね

理由③自分=モノ?

人は自分が持っているモノで自分の価値を表現できると思いがちです。

高級なブランド品を身につけて自分の価値が高くなった気になっていませんか?
本棚に難しい本を並べて自分の知性を演出している気になっていませんか?

でもそれは幻想なのです。

そんな人を見たときはすごく滑稽に見えるのになぜ自分のときは気付かないのでしょう。
そんなモノがなくてもあなたはあなたなのに。

どう捨てるか

モノが増えるメカニズムを知り、少しでも減らしたいと思ったら、次はどう捨てるかです。
具体的なステップは

STEP
明らかなゴミから

意外と明らかに要らないモノであっても捨てるという行動にならずに放置されているモノがあります。まずはここから手を付けましょう。

ポイントは3つ

複数所有しているものは1つ残して捨てる

一年間未使用は戦力外通告

初級モンスター「イツカツカウカモ」

要らないモノを捨てようとするときに決まって現れる初級モンスター。

対策はきちんと期限を決めておくこと。「いつか使うかも」そんな気持ちを振り切って1年間未使用のモノは処分しよう。

いつか使うかも知れないよな

他者目線ではなく自分が必要かどうかで考える

案外人は他人をそんなに見ていません。人からどう思われるか・どう見られるかではなく自分にとって必要なモノを見極めましょう。

STEP
収納&工夫NG

「捨てるのは勿体ない。何か他に方法がないかな」と思ったときにこいつはやってきます。収納はあくまで一時しのぎですので収納ではなく捨てるようにしましょう。

中級モンスター「シュウノウシチャエバ」

初級モンスターを倒すと現れる中級モンスター。

「収納」という魔法にかかると新たに余計な収納BOXを買ってしまうというマトリョーシカのような悲劇に見舞われてしまう。

収納しちゃえば良いじゃない?

また、箱・瓶・缶などの「何か使えるかも」という工夫もやめてください

STEP
サービスの利用

捨てる・売るに関しては、まとめてオークションや出張買取など様々なサービスがあります。
決して勿体ないから後輩にあげるという選択肢を選ばないでください。後輩もそんなものは要りません。

びんかん君

たしかに困るな

STEP
必殺技:写真

 最後は「あの人からもらった手紙」「思い出の寄せ書き」など思い出のモノなど……

びんかん君

これはさすがに無理でしょ

上級モンスター「ステズライモノ」

ラスボスの上級モンスター。

最後にして最強の敵!

こうなったらあの必殺技を使うしかない……見事倒せれば君はもうミニマリストだ!

思い出の寄せ書き
あの人からの手紙

「私が〇年前にあげたアレまだ持ってる?」って聞かれたことありますか?
逆にプレゼントした方もきっと忘れています。

人は全員誰かからもらったものを捨てたくても捨てれないという罪を背負って生きています。

だから他の人にもそんな追及はしまません。

とはいえ、思い出の品を捨てるって生半可なことではありません。
そんなときはこの必殺技を使ってください。

必殺技「写真」

写真を撮ってクラウドへ保存しましょう。
大事なモノはその品よりも思い出です。プレゼントしてくれたという事実や相手との関係性が大事だったりします。データにして質量をなくしましょう。

びんかん君

大事な寄せ書き…さようなら

ミニマリスト最後の恐怖あるあるが「冷たい人だと思われそう」です。
でもよく考えてください。

  • 思い出の品は持っていても押入れなどに詰め込んでどこにしまったのかも分からずに長年その存在を忘れている人
  • 思い出の品は無いけれどそれをデータに保存して、丁寧に整理してありそれを時々見ながら思い出している人

どちらがその人との思い出を大事にしているのかは明白ではありませんか?

捨てると変わること

時間が増える

  • 無駄なモノを買っていたショッピング
  • 掃除や整理
  • 探し物

これらに費やしていた時間がなくなります。

人と比べなくなる

人と比べてしまうのは自分が今持ってるモノに慣れて飽きることで価値を感じなくなるからです。
それに対抗する術として「感謝」が必要だと言います。まだ見ぬ新しいモノよりも今自分が持っているモノに対する感謝が重要なのです。
余計なモノを捨て必要なモノだけある状態ならばきっとそんな感謝がしやすいはずです。

行動的になる

モノが少ないと引っ越ししやすいというメリットがあります。そしてそれはよりアクティブに物事を考えられるようになります。土地や関係性だって同じことが言えます。人は一人で生まれて一人で死んでいくのです。死んだ先にまでモノは持ち込めません。そんな当たり前のことをモノから解放されて改めて気付くのです。

そして人間関係もよりアクティブになります。モノに執着しなくなるのでもう十分幸せだという気持ちになり自己肯定感が上がります。そしてそんな人の周りには自然と人が集まるようになるのです。

まとめ

どうでしたか?

本書はモノの捨て方などミニマリストの指南書であると共に幸福や自己肯定感とは何かを思い返させてくれる哲学書とも言える良書となっています。
足りないモノを足していった先に幸福があるという「マキシマミスト」の考え方ではなく、私たちは実はもう既に幸福で、それに気付いていないだけではないのか、
余計なモノを減らすことで見えなかった自分にとっての幸せが見つかるという考え方となっています。

幸せは誰かが用意したイメージに「近づく」「なる」というものではなく「感じるもの」

そこにモノは必要ありません。もちろんこれは一切のモノが必要ないということを言っているのではありません。
今回学んだように要らないモノは捨てましょう。
そうすることで自分にとって本当に必要なモノを今までよりも大事に丁寧に使うことが出来るはずです。

どんかん先生

それは人間関係でも同じだよね

びんかん君

今日からミニマリストになります

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